「うつ」からの社会復帰ガイド 感想
以下の本を読んだ感想です。wonder1ace.hatenablog.com
参考になる点。
上司から体調について聞かれたときは、業務への影響に焦点を絞って話をする。
「主治医から、当面は業務量や残業時間の配慮が必要と言われており、その範囲で働くことは大丈夫です」
「朝は気分が落ち込み気味ですが、業務の遂行には影響ありません」
など。
以下、感想。
この本が書かれた時よりは、うつ病についての社会の認知のされ方も変わってきているように思います。
それでも、「うつ病」に対する偏見や誤解はあると思います。
「うつ病になりやすい性格」というのはあるが、誰でもなりうる病気である、といういこと。
「はじめに」に書いてあったように、欧米では、うつ病を克服し、銀行の頭取や弁護士なと、社会の最前線で活躍されている、ということです。
うつ病の回復状態に応じて毎日のようにミーティングが開催され、自分の体験を語れたり、アドバイスがもらえたりする、ということです。
日本では、まだまだそのような場は少ないです。その環境を嘆いても仕方がありません。
本人の「必ず治る」という意欲が大事であり、浮き沈みしながら、底が上がって回復してゆくのが「うつ」であるということです。自分の体験が活かせるように、前向きに進みたいと思います。